首都圏、都の牽引により上昇。2020年10月の中古マンション70平米価格

株式会社東京カンテイは、2020年11月24日、プレスリリース『三大都市圏・主要都市別／中古マンション70平米価格月別推移』の同年10月版を発表した。

このリリースは、同社のデータベースに登録された中古マンションの売り希望価格を集計・算出し、70平米に換算表記した上でその推移を考察するというもの。同社はこのリリースを、毎月発表している。

2020年10月の首都圏における中古マンションの70平米価格は、3744万円となった。前月比はプラス0.6％となり、上昇の維持を果たしている。

都県別で見た場合、東京都は前月比プラス0.9％の5243万円となり、4ヵ月連続の上昇をマーク。しかし、神奈川県はマイナス0.4％の2850万円、千葉県もマイナス1.0％の2115万円となり、共に下落を示した。また埼玉県もマイナス0.2％の2287万円となり、僅かに下落している。

首都圏全体の上昇について同社は、都が牽引した結果であると分析。周辺3県などの近郊・郊外エリアでは、トレンドに力強さが見られないことを指摘している。

2020年10月の近畿圏における中古マンションの70平米価格は、2465万円となった。前月比はマイナス0.2％となり、6ヵ月ぶりに弱含んでいる。

中部圏は、前月比マイナス0.7％の1935万円となり、下落を示した。愛知県もやはり、マイナス1.2％の2058万円で下落。同県じゃ前年同月比についても、7ヵ月連続でマイナスを示す結果となった。

（画像はプレスリリースより）




三大都市圏・主要都市別／中古マンション70平米価格月別推移 10月 - 株式会社東京カンテイ
kantei.ne.jp/report/c202010.pdf