三菱総研、Merry Gateホールディングスで審査AIサービスの実証開始

株式会社三菱総合研究所は、2019年9月24日、審査AIサービスの住宅ローン審査業務への本格導入について、Merry Gateホールディングスグループとの間で実証開始に合意したと発表した。

このAIサービスは、住宅ローン審査業務の自動化を目指すというもの。実証は同年10月より開始され、2020年4月からの実務適用を目指すとしている。

三菱総合研究所との間で今回同意を行ったのは、中国総合信用株式会社傘下のMerry Gate ホールディングス株式会社およびMG保証株式会社。中国総合信用は、島根銀行などが扱う住宅ローンなどについて、保証業務を手がけている。

リテールローン商品の融資審査業務は近年、回答スピードと効率性、そして客観性の向上が求められている。Merry Gateホールディングスもまた、こうした課題に対応すべく、審査の自動化推進を企図。三菱総合研究所が開発中の審査AIサービスを導入し、実証を開始するに至った。

2019年10月より開始される実証では、AIモデル審査結果のリアルタイム検証や精度の向上、実務適用後のサービスレベル確定などが行われる。実務適用は、MG保証において2020年4月より開始される予定であり、将来的には中国総合信用グループ全体での実務適用も目指しているという。

三菱総合研究所は今後も、金融機関のローン審査システムにおけるAIモデル導入を推進し、業務改革を支援するとしている。




Merry Gateホールディングスグループと審査AIサービスの実証開始に合意 - 株式会社三菱総合研究所
https://www.mri.co.jp/news/press/20190924.html