首都圏、最高値を再び更新。「分譲マンション賃料月別推移」2020年8月版不動産投資ニュース.com

首都圏、最高値を再び更新。「分譲マンション賃料月別推移」2020年8月版

　2020年9月17日 14:00

分譲マンションの月額募集賃料を考察

株式会社東京カンテイは、2020年9月16日、プレスリリース『三大都市圏・主要都市別／分譲マンション賃料月別推移』の2020年8月版を発表した。

同リリースは、同社データベースに登録された分譲マンションの月額募集賃料を行政区単位で集計・算出し、その推移を考察するというもの。同社はこのリリースを、毎月発表している。

東京都、2ヵ月ぶりの上昇を達成

2020年8月の首都圏における分譲マンション賃料は、3118円／平米となった。前月比ではプラス0.5％となり、同年6月に記録した最高値を再び更新する結果となっている。

都県別で見ると、東京都は前月比プラス0.5％の3698円／平米となり、2ヵ月ぶりの上昇を達成。神奈川県も、プラス1.4％の2332円／平米となり、やはり2ヵ月ぶりの上昇を果たした。千葉県は、プラス3.9％の1745円／平米となり、大きな上昇をマーク。一方、埼玉県はマイナス1.1％の1692円／平米で下落が続いている。

千葉県の上昇ぶりについて同社は、習志野市や柏市で特定の物件バイアスが影響したと指摘。埼玉県の下落については、主要な行政区で築浅事例が軒並み減少したためと考察している。

再び最高値をマークした近畿圏

2020年8月の近畿圏における分譲マンション賃料は、1986円／平米となった。前月比はプラス0.7％となり、再び最高値をマーク。府県別に見ても、大阪府と兵庫県が上昇を果たしている。

中部圏は、前月比マイナス0.6％の1744円／平米なり、下落が続く結果となった。愛知県も、マイナス0.6％の1789円／平米となり、下落をマーク。しかし同社は、正味トレンド自体はネガティブではないと考察している。

（画像はプレスリリースより）