中古マンションの成約価格は3897万円
東日本不動産流通機構(東日本レインズ)は10月18日、「季報 速報MarketWatchサマリーレポート(2021年7~9月期)」を発表した。
レポートによると7~9月期の首都圏における中古マンションの成約件数は、前年同期比7.8%減の8793件。5期ぶりのマイナスとなった。
成約平米単価は、前年同期比9.3%上昇の60万7800円。5期連続で前年同期を上回っている。
成約価格は同6.6%上昇の3897万円だった。2012年10~12月期から36期連続で前年同期を上回った。
地域別の成約件数は、すべての地域が減少した。東京都区部は4期ぶり、東京都区部以外は5期ぶりのマイナスである。
地域別の成約平米単価は、すべての地域が前年同期比で上昇した。東京都区部は2013年1~3月期から35期連続、多摩は8期連続、横浜・川崎市と埼玉県、千葉県は5期連続でのプラスとなった。
中古戸建住宅の成約価格は5期連続で上昇
7~9月期における中古戸建住宅の成約件数は、前年同期比2.8%減の3519件。5期振りのマイナスとなった。
成約価格は前年同期比9.4%上昇の3471万円。5期連続で前年同期を上回っている。
地域別の成約件数をみると、埼玉県以外が減少し、千葉県は2ケタ減となった。
成約価格はすべての地域が前年比で上昇した。横浜・川崎市と埼玉県、千葉県は2ケタ上昇となり、千葉県は7期連続、神奈川県他は6期連続、東京都区部は5期連続で前年同期を上回っている。
(画像は「季報 速報MarketWatchサマリーレポート(2021年7~9月期)」より)
季報 速報MarketWatchサマリーレポート(2021年7~9月期)-公益財団法人東日本不動産流通機構
http://www.reins.or.jp/pdf/trend/sf/sf_202107-09.pdf