エリア別の平均価格として「価格」を算出
株式会社東京カンテイは、2024年7月10日、同年6月における主要都市圏・主要都市別の新築一戸建て平均価格を発表した。
ここでの「価格」は、「敷地面積が100~300平米」「最寄り駅から徒歩30分以内」といった条件を満たす新築木造物件の価格を集計した上で、エリア別の平均価格として算出されたもの。同社はこの「価格」を、その推移の考察と共に毎月発表している。
首都圏、前月比で反転上昇を果たす
今回の発表によると、2024年6月の首都圏における新築一戸建て住宅の平均価格は、前月比プラス0.9%の4541万円となった。同圏では、東京都が反転上昇を、埼玉県が3ヵ月連続上昇を、それぞれ達成。神奈川県と千葉県は下落に転じ、東京都も前年同月比ではマイナス水準が続いているが、圏としては前月比で反転上昇を果たしている。
近畿圏は、前月比マイナス2.8%の3702万円となり、下落に転じた。同圏では、主要府県である大阪府/兵庫県/京都府がいずれも反転下落をマーク。中でも大阪府はマイナス3.9%と大幅な下落を示しており、こうした動きを反映して圏全体としても下落に至っている。
前月比でも前年同月比でもマイナスの中部圏
2024年6月の中部圏における新築一戸建て住宅の平均価格は、前月比マイナス0.6%の3374万円で反転下落をマーク。同圏は前年同月比でもマイナスとなり、主要県である愛知県もまた前月比マイナス0.7%の3533万円で下落に転じている。
宮城県は、前月比マイナス1.8%の3411万円で下落に転じたが、前年同月比ではプラスの水準を維持。福岡県は、前月比ではほぼ横ばいの3641万円をマークしたが、土地面積の縮小が目立つ結果となっている。
(画像はプレスリリースより)
主要都市圏・主要都市別/新築木造一戸建て住宅平均価格 月別推移 6月 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/kodatesintiku202406.pdf