市区町村単位から駅別へ、より細かく把握可能に
国内最大の不動産投資プラットフォームとして知られる「楽待」を運営する株式会社ファーストロジック(以下、ファーストロジック)は12日、「楽待」の人気機能となっている「賃貸経営マップ」において、「駅別の平均利回り」が簡単に確認できる新機能を搭載したと発表した。
Web版のみのリリースとなっているが、今後はアプリでも利用可能になる見通しとされる。
「賃貸経営マップ」は、物件購入やエリア分析にかかる情報収集時に役立つ地図ベースのサービス。不動産関連の確認しておきたい情報を地図上から直接、一括で得られる点にメリットがある。
通常であれば、自治体や国税庁などのホームページで個別に調べなければ得られない情報が「賃貸経営マップ」では、一度に手間なく入手できる。
現在対応しているのは、「路線価」情報、「公示・基準地価」情報、「洪水ハザードマップ」、「土砂災害ハザードマップ」、「人口・世帯数」データ、「平均利回り」の6つとなる。
24年8月頃には各アプリでも対応予定
このうちの「平均利回り」は、これまで市区町村単位まででの提供となっていたが、今回のアップデートを通じ、「駅別の平均利回り」を見る機能が追加された。
ここでいう「利回り」とは、表面利回りのことで、年間の想定家賃収入を物件価格で割った数値を指す。「駅別の平均利回り」表示機能では、これまで「楽待」に掲載されてきた膨大な物件情報をもとに、駅・物件種別ごとの平均利回りを算定、地図上で閲覧可能とした。
従来の市区町村単位による利回りでは、対象面積が広いため、的確に相場をつかみきれないケースがあった。同じ市区町村内であっても、人口や物件数など条件が大きく異なる場合、平均利回りの違いもかなり大きくなってしまう。
駅単位となれば、よりエリアごとの特性を加味したデータとなり、市場相場情報として正確性を増した利回りをチェック可能となるだろう。
今回はまずWeb版のみの対応だが、ファーストロジックによると、2024年8月頃には同様の機能をiOS、Androidアプリにも搭載予定という。
同社は今後も引き続き不動産投資家の支援を強化し、賃貸経営に役立つ機能や情報の提供を進めていきたいとした。
株式会社ファーストロジック プレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000510.000001240.html