駅エリアごとの平均坪単価として算出
株式会社東京カンテイは、2024年7月23日、JR青梅線の駅別中古マンション価格を発表した。
ここでの「価格」は、同社のデータベースに登録された中古マンション(ファミリータイプ)の売り希望価格を元データとして、同路線における駅エリアごとの平均坪単価として算出されたもの。現状価格の集計は、2023年12月から2024年2月までの3ヵ月間に行われている。
上昇維持と反転下落が入り混じる
今回の発表によると、JR青梅線(立川駅~奥多摩駅)において中古マンション価格が最高値となったのは、185万円の立川駅だった。同駅エリアは今期の事例数が515件に達し、直近の300件台から大幅な増加をマーク。平均築年数こそ上積みが見られるが、下落を示した前期から反転して価格上昇を果たしている。
今期の同路線では、前期から上昇を維持する駅エリアと反転下落した駅エリアが入り混じっていると、同社は指摘する。上昇を果たした駅としては、事例数の倍増によって築浅化が進んだことで、9%台の大幅上昇を達成した中神駅に着目。一方、築古事例の増加によって反転下落に至った昭島駅にも注目している。
小作駅~青梅駅のエリアは、大半が反転下落
同路線においてそれぞれ100件以上の事例数を持つ小作駅~青梅駅のエリアは、今期はその大半が反転下落を示した。しかしこの中で、東青梅駅だけは82万円で2桁上昇を維持。同駅エリアは現在、広いタイプの事例が増加しており、平均専有面積も58平米台に拡大している。
なお、JR青梅線全線における中古マンションの平均坪単価は、123万円となった。1年前と比較すると、金額で1万円下落している。
(画像はプレスリリースより)
駅別中古マンション価格/JR青梅線 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/wayside_station/1356