平均額を70平米価格に換算し、推移を考察
株式会社東京カンテイは、2024年8月22日、プレスリリース『三大都市圏・主要都市別/中古マンション70平米価格月別推移』の同年7月版を発表した。
このリリースは、同社のデータベースに登録された中古マンションの売り希望価格をエリア別に集計し、算出した平均額を70平米価格に換算した上でその推移を考察するというもの。同社はこのリリースを毎月発表している。
首都圏の70平米価格は、前月から横ばい
今回の発表によると、2024年7月の首都圏における中古マンションの70平米価格は4629万円だった。前月と比較すると、横ばいとなっている。
都県別で見た場合、東京都では前月比プラス0.6%の6571万円で3ヵ月連続上昇を達成。神奈川県もプラス0.1%の3615万円をマークし、伸び幅こそ僅かながら上昇を維持した。一方、埼玉県はマイナス0.7%の2882万円で、3ヵ月ぶりに下落。千葉県はマイナス0.8%の2672万円となり、前月に続く形で下落および年初来の最低値更新を示している。
同月の首都圏の動きについて同社は、3ヵ月連続上昇を果たした東京都において事例シェアの縮小傾向が生じていることに着目。結果として、圏全体では横ばいを示すに至ったと考察している。
僅かながら上昇を維持した近畿圏
2024年7月の近畿圏における中古マンションの70平米価格は、前月比プラス0.2%の2857万円となった。主要エリアである大阪府と兵庫県が0.6%/0.1%とそれぞれ強含んだことで、僅かとはいえ上昇を維持している。
中部圏は、前月比プラス0.6%の2242万円をマーク。主要県である愛知県も、プラス1.2%の2384万円で2ヵ月ぶりの上昇を果たした。しかし前年同月比では、中部圏も愛知県も2023年11月以来のマイナスが続いている。
(画像はプレスリリースより)
三大都市圏・主要都市別/中古マンション70平米価格月別推移 7月 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/c202407.pdf