駅エリアごとの平均坪単価として「価格」を算出
株式会社東京カンテイは、2024年8月20日、京王電鉄京王線・新宿駅~布田駅間の駅別中古マンション価格を発表した。
ここでの「価格」は、同社のデータベースに登録された中古マンション(ファミリータイプ)の売り希望価格をもとに、同区間における駅エリアごとの平均坪単価として算出されたもの。現状価格の集計は、同年4月から6月までの3ヵ月間に行われている。
2桁上昇で400万円台に到達した新宿駅
今回の発表によると、京王電鉄京王線の新宿駅~布田駅間において中古マンション価格が最高値を示したのは、404万円の新宿駅だった。同駅エリアは好調が続いており、上昇幅も前期より拡大して2桁上昇を達成。築年数の浅い事例の増加も影響し、400万円台に到達している。
明大前駅もまた好調を示し、300万円をマーク。同駅エリアは平均築年数こそ30年台後半と高めだが、前期から築浅化が進んだことで7%台の連続上昇を果たした。仙川駅もまた連続上昇を達成し、267万円に到達。同駅エリアはファミリー向け物件が多く、平均築年数も同路線では最も若い20.4年となっている。
築古事例の増加で大幅下落に転じた下高井戸駅
一方、前期に上昇を果たした下高井戸駅は、17%台の下落となる234万円をマーク。今期の同駅エリアでは築古事例が増加し、平均築年数が43.6年にまで伸びたため、大幅下落に転じたと同社は考察している。
なお京王電鉄京王線全線(新宿駅~京王八王子駅)における中古マンションの平均坪単価は、226万円となった。1年前と比較して、価格で6万円、比率で2.3%下落している。
(画像はプレスリリースより)
駅別中古マンション価格/京王線1 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/wayside_station/1371