駅エリアごとの平均坪単価として「価格」を算出
株式会社東京カンテイは、2024年8月6日、JR中央線・武蔵境駅~高尾駅間の駅別中古マンション価格を発表した。
ここでの「価格」は、同社のデータベースに登録された中古マンション(ファミリータイプ)の売り希望価格をもとに、同区間における駅エリアごとの平均坪単価として算出されたもの。現状価格の集計は、2024年4月から6月までの3ヵ月間に行われている。
国分寺駅、上昇幅が15%台に到達
今回の発表によると、JR中央線の武蔵境駅~高尾駅間において中古マンション価格が最高値を示したのは、250万円の国分寺駅だった。同駅エリアは、事例が若返ったことで大幅な反転上昇を達成。上昇幅は15%台に達している。
同区間はファミリー向けの物件が多く、今期は大半の駅で事例数が前期より増加。立川駅と八王子駅もそれぞれ515件/670件と増加し、平均坪単価も上昇した。前期から上昇幅が拡大した駅として同社は、武蔵小金井に注目。同駅エリアは、前期から上昇幅が拡大したことで9%プラスとなり、価格も220万円をマークしている。
武蔵境駅と東小金井駅は、共に下落
一方、前期に2桁上昇を果たした武蔵境駅と東小金井駅は、共に下落。下落幅は、いずれも9%台に達した。特に武蔵境駅は、築古事例の割合が増加しており、平均築年数も32.5年まで伸びている。
なおJR中央線全線(東京駅~高尾駅)における中古マンションの平均坪単価は、252万円となった。前年と比較して、2万円下落している。
(画像はプレスリリースより)
駅別中古マンション価格/JR中央線2 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/wayside_station/1365