エリア別に平均値を算出、その推移を考察
株式会社東京カンテイは、2024年8月8日、プレスリリース『主要都市圏・主要都市別/中古木造一戸建て住宅平均価格 月別推移』の同年7月版を発表した。
このリリースは、「敷地面積が100~300平米」「最寄り駅から徒歩30分以内」といった条件を満たす中古木造物件の価格を集計し、エリア別に平均値を算出した上でその推移を考察するというもの。同社はこのリリースを毎月発表している。
首都圏はマイナス5.6%、近畿圏はマイナス0.3%
今回の発表によると、2024年7月の首都圏における中古一戸建て住宅価格は、前月比マイナス5.6%の3707万円となった。同圏は、埼玉県以外の3都県がいずれも下落に転じており、中でも築年数が進んだ千葉県は下落幅がマイナス6.8%に到達。埼玉県の上昇幅が僅かであることも影響し、圏全体としても反転下落を示している。
近畿圏は、前月比マイナス0.3%の2827万円となった。同圏では、大阪府がプラス7.5%で反転上昇を果たし、兵庫県もプラス3.8%で連続上昇を達成。しかし、京都市の大幅下落の影響を受けた京都府がマイナス11.7%もの下落となり、圏全体の価格も下落させている。
名古屋市以外が下落した中部圏
2024年7月の中部圏における中古一戸建て住宅価格は、前月比マイナス2.9%の2445万円となった。同圏では、愛知県の中心である名古屋市が上昇を果たしたものの、愛知県の他都市や岐阜県/静岡県では価格が下落。圏全体としては下落へ転じている。
宮城県は、築年数が進んだことで前月比マイナス5.7%の2399万円となり、4ヵ月連続で下落。福岡県も、前月比マイナス3.4%の2386万円で下落が続く結果となった。
(画像はプレスリリースより)
主要都市圏・主要都市別/中古木造一戸建て住宅平均価格 月別推移 7月 - PR TIMES
https://www.kantei.ne.jp/report/kodatecyuko202407.pdf