Agent Connectが不動産売買後の事業者と顧客の関係を調査
Agent Connect株式会社(以下、Agent Connect)は12日、不動産売買取引後の不動産事業者と顧客の関係について独自調査を実施、その結果をまとめたレポートの公開を開始した。
調査は不動産取引を経験した1,000人を対象に、2024年5月25日~6月8日の期間、インターネット調査方式で行われた。240人が有効回答を寄せている。
まず、不動産営業と出会ってから売買取引となるまでに要した期間はどの程度か尋ねた。すると「2週間以内」が5%、「1カ月以内」が27.8%で最も多く、「2カ月以内」は21.6%、「3カ月以内」が19.1%だった。「半年以上」は26.6%となっている。
多くのケースで比較的短期間に取引が決定されていることが分かった。営業と出会って1カ月以内に契約となるケースも約3分の1にのぼり、2カ月以内では半数以上になる。
不動産営業がどのような資格を持ち、何ができるのか知っているか尋ねた結果では、「知っていた」が21.6%、「知らない」は78.4%となった。
不動産営業の担当者らが有する資格や意味を理解して接し、そのレベルを的確に評価できている利用者は、あまり多くない可能性が高い。
提案内容や信頼性が再取引の鍵
不動産営業との付き合いが継続されているかどうかを尋ねると、「お付き合いしている」が22.4%、「お付き合いしていない」は77.6%だった。
取引完了後は接触を断っている人が8割弱と多く、アフターフォローは不十分な可能性が考えられた。営業にとっては顧客との関係の維持が非常に重要な要素だが、それが実現できているケースは限定的となっている。
付き合いを継続している理由では、「管理業務を任せているため」が最も多く、次いで「将来の対応を期待しているため」、「定期的に情報提供を受けているため」となった。
反対に継続していない理由としては、「その他」を除くと「過去の取引内容に納得がいかなかったため」が最も多く、次いで「特に連絡が無く付き合いが疎遠になったため」、3位は「担当者が好きになれなかったため」となっていた。
同じ不動産営業と2度、3度取引したことはあったか、再取引経験があるかどうかを調べると、「あった」人が56%、「無かった」人が44%になった。調査対象者では半数以上が同じ不動産営業と複数回の取引を行っている。
再取引の理由では、「提案内容が有効だったため」が最も多く、2位は「営業を信頼しているため」、3位が「過去に良い取引ができたため」となった。
反対に再取引を行わなかった理由では、「信頼できなかったため」が最も多い。2位は「不動産取引をする必要がなくなったため」、3位は「過去の取引内容に納得がいかなかったため」となっていた。
やはり付き合いを続け、再取引を依頼するかどうかは、提案内容や信頼関係を築けたかどうかに大きく左右されているものとみられる。
(画像はプレスリリースより)
Agent Connect株式会社 プレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000137146.htmlAgent Connect株式会社
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