中古マンション相場価格を独自に算出/考察
株式会社東京カンテイは、2024年9月3日、プレスリリース『中古マンション相場価格に関する調査レポート(2024年上半期)』の近畿版を発表した。
このレポートは、同社が独自に算出した中古マンション相場価格の動向を、近畿圏にフォーカスしてまとめたもの。価格の算出は、「築10年プラスマイナス5年」「最寄駅から徒歩15分以内」といった条件を満たす物件のデータを基にして行われている。
近畿圏、2期ぶりに上昇。最高値も再更新
今回の発表によると、2024年上半期(1月~6月)の近畿圏における中古マンション相場価格は、231.9万円となった。前期比ではプラス7.3%となり、2期ぶりの上昇と最高値の再更新を同時に果たしている。
今期の同圏では、大阪府がプラス8.8%となる229.9万円をマークし、顕著な上昇を達成。兵庫県/奈良県/滋賀県/和歌山県も、今期は全て上昇を示した。前期まで同圏の上昇をリードしてきた京都府は、価格こそ圏内最高値の288.5万円をマークしたが、上昇幅は4.3%に留まっている。
特に大きな価格上昇を示した大阪市
大きな上昇を果たした今期の大阪府で、大阪市は特に大きな価格上昇を示した。同市の前期比は、マイナス1.1%からプラス10.7%へと大幅に反転。各行政区の上昇率も前期を大きく上回っており、中でも福島区は21.5%もの上昇で300万円の大台に乗っている。
(画像はプレスリリースより)
中古マンション相場価格に関する調査レポート(2024年上半期)近畿圏 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/