8月首都圏の中古マンション成約件数は2,299件
東日本不動産流通機構(東日本レインズ)は9月10日、2024年8月度の「月例マーケットウォッチ」を発表した。
発表によると、8月の首都圏における中古マンション成約件数は、前年同月比2.9%減の2,299件。2か月連続で前年同月を下回った。
成約平米単価は、同0.9%上昇の74万7,700円となった。ほぼ横ばいながら、2020年5月から52か月連続で前年同月を上回っている。
成約価格は4,651万円である。同1.1%の下落となり、2020年5月以来51か月ぶりに前年同月を下回った。
地域別の動向
地域別の成約件数は、東京都区部と神奈川県他が前年比で減少し、埼玉県は横ばいとなった。
成約平米単価では、東京都区部と横浜・川崎市、埼玉県が前年比で上昇した。
東京都区部は111万9,300円。前年同月比で5.5%上昇し、2020年5月から52か月連続で前年同月比を上回った。
多摩は52万5,900円。同マイナス0.3%と、ほぼ横ばいながら2023年6月以来14か月ぶりに下落に転じた。
横浜・川崎市は65万3,500。同6.5%上昇し、2023年7月から14か月連続の上昇である。
神奈川県他は40万5,000円。同1.5%下落し、11か月ぶりに前年同月を下回った。
埼玉県は42万5,600円。同1.4%上昇し、2か月連続で上昇している。
千葉県は38万7,700円。同マイナス0.7%と、ほぼ横ばいではあるものの8か月ぶりに前年同月を下回った。
(画像は「月例速報MarketWatchサマリーレポート(2024年8月度)」より)
月例速報MarketWatchサマリーレポート(2024年8月度)-公益財団法人東日本不動産流通機構
http://www.reins.or.jp/mw_202408_summary.pdf