東京カンテイがレポートの首都圏版を発表
株式会社東京カンテイは、2024年9月3日、プレスリリース『中古マンション相場価格に関する調査レポート(2024年上半期)』の首都圏版を発表した。
同レポートでは、「築10年プラスマイナス5年」「最寄駅から徒歩15分以内」「中古流通事例数が3件 以上もしくは総戸数の2%以上」といった条件を満たす中古マンションの価格を集計した上で、同社が独自に算出した相場価格を公開/考察している。
コロナ禍以降では最も強い上昇
今回の発表によると、2024年上半期(1月~6月)の首都圏における中古マンション相場価格は、364.0万円となった。前期比ではプラス8.8%となり、23期連続上昇を果たすと共にコロナ禍以降では最も強い上昇度合いを示している。
対象範囲を東京23区に限定すると、上昇はさらに顕著となる。東京23区は今期、前期比プラス10.9%となる453.1 万円をマーク。エリア別に見ると、都心部がプラス14.0%の649.2万円で突出した上昇ぶりを示しており、中でも港区や千代田区といった一部の行政区がエリア平均を押し上げている。
東京都の高騰が価格上昇の原動力
2024年上半期の首都圏における価格上昇について同社は、東京都の価格高騰が原動力であると分析する。同時に、都心部とその周辺エリアで大きな価格差が生じていることにも注目。周辺3県についても、神奈川県や埼玉県が高い上昇を果たす一方で、千葉県が比較的緩やかな上昇に留まっている点を指摘している。
(画像はプレスリリースより)
中古マンション相場価格に関する調査レポート(2024年上半期)首都圏 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/