自社アパートオーナーでトライアル、順次展開予定
株式会社レオパレス21(以下、レオパレス21)は9月27日、アパート物件オーナーとの連携を強化すべく、不動産オーナー向けの資産管理・運用アプリケーション「WealthParkビジネス」を導入すると発表した。
まず自社のアパートオーナー向けに試験導入、その後順次展開を進めていく方針としている。なお、この試験導入は年内に実施するという。
レオパレス21では、不動産オーナーとの信頼関係を確固としたものとしていくことを重要な経営課題ととらえており、これまでもオーナー向けの会員組織やWebポータル「クラス エル」の運営などを行ってきた。
そうした取り組みの中で、コミュニケーションの一層の充実化が必要と判断し、速やかなやりとりが実現する「WealthParkビジネス」の導入を決めたという。
アプリで進める新しい管理
「WealthParkビジネス」は、オルタナティブ資産のデジタルインフラとなることを目指すベンチャー企業、WealthPark株式会社(以下、WealthPark)が提供するツール。不動産オーナーと管理会社をつなぐ最新の業務支援サービスとして知られ、アプリによって互いのやりとりをスムーズに実行できるようにする。
レオパレス21では、導入によって物件オーナーができるようになることとして、まず所有している賃貸物件の月間・年間収支やメンテナンス状況などのステータスを、いつでも簡単に、分かりやすくチェック可能になるとしている。
レオパレス21の管理物件だけでなく、WealthParkと提携している企業であれば、その他社管理物件もあわせ、1つのアプリで一元管理することができる。
また、「クラス エル」では、定期的にオーナー向けイベントを開催しているが、これらの情報を入手するには、サイト掲示や配信されるメルマガなどを確認する必要があった。今後はこうしたイベント情報も、アプリ上で確認可能となる。
導入効果として、何より全国のオーナーとのコミュニケーションを深化させられることを見込んでいる。これまでは訪問や電話、DMといった手段が基本だったが、アプリによって時間や場所を問わない密なコミュニケーションがとりやすくなる。従来の手段に親しみのない世代のオーナーとも、情報を共有しやすくなる接点が得られると考えられる。
また、オーナーへの報告書など、必要書類は、これまで紙媒体で作成し渡すかたちをとってきたが、アプリによって一部の電子化が進むため、ペーパーレス化を推進できるともした。
オーナーへ送付する紙として、使用量を年間約60%削減可能と見込まれている。
株式会社レオパレス21 プレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/000000662.000005429.html