駅エリアごとの平均坪単価として「価格」を算出
株式会社東京カンテイは、2024年10月29日、JR埼京線の駅別中古マンション価格を発表した。
ここでの「価格」は、同社のデータベースに登録された中古マンション(ファミリータイプ)の売り希望価格をもとに、同路線における駅エリアごとの平均坪単価として算出されたもの。現状価格の集計は、2024年7月から9月までの3ヵ月間に実施されている。
最高値の池袋駅、上昇幅も7.5%に拡大
今回の発表によると、JR埼京線(池袋駅~大宮駅)において中古マンション価格が最高値となったのは、358万円の池袋駅だった。ターミナル駅である同駅は、前年も324万円から333万円への上昇を果たしており、今期も上昇傾向を維持。上昇幅も、7.5%に拡大している。
今期の同路線では、北赤羽駅~戸田駅間の各駅も2~4%台の上昇をマークした。これらの駅エリアはいずれも平均築年数が20年台半ばと浅く、この点が価格に影響したと同社は考察。特に北赤羽駅が事例の築浅化によって上昇幅が拡大し、価格が240万円に到達したことに注目している。
埼玉県の区間は下落が目立つ
一方、前期で大幅な上昇を果たした十条駅と赤羽駅は、300万円の大台を前にして上昇が止まった。埼玉県の区間は下落が目立ち、中浦和駅/北与野駅/大宮駅は下落へ転じている。
なおJR埼京線全線における中古マンションの平均坪単価は、218万円となった。前年と比較して、価格で4万円、比率で1.8%下落している。
(画像はプレスリリースより)
駅別中古マンション価格/JR埼京線 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/wayside_station/1399