売り希望価格をもとに「価格」を算出
株式会社東京カンテイは、2024年11月5日、JR東北本線・大宮駅~小山駅間の駅別中古マンション価格を発表した。
ここでの「価格」は、同社のデータベースに登録された中古マンション(ファミリータイプ)の売り希望価格をもとに、同区間における駅エリアごとの平均坪単価として算出されたもの。現状価格の集計は、2024年7月から9月までの3ヵ月間に実施されている。
大宮駅、最高値ながらマイナス5.1%
今回の発表によると、JR東北本線の大宮駅~小山駅における中古マンションの平均坪単価は、143万円となり、前年と比較して7万円下落した。事例数は前年より127件増えて1317件となり、平均築年数が27.2年は29.2年に上昇。平均専有面積は、67.97平米から68.63平米に拡大している。
同区間で平均坪単価が最高値となったのは、185万円の大宮駅だった。しかし同駅エリアは前年比でマイナス5.1%となり、上昇が目立った前期から一転して下落。同様に、前期で上昇が目立った土呂駅/蓮田駅/白岡駅も今期は下落した。一方、前期に下落した新白岡駅/久喜駅/古河駅は上昇に転じている。
JR川越線の「価格」も公開
今回の発表では、JR川越線(大宮駅~高麗川駅)の駅別中古マンション価格も公開された。同線全線の平均坪単価は148万円であり、1年前から4万円下落している。
今期の同路線は下落と上昇が入り混じっており、川越駅が8%台の反転上昇を果たす一方で、指扇駅が築古事例の増加によって2桁も下落。平均坪単価の最高値は、185万円の大宮駅がマークしている。
(画像はプレスリリースより)
駅別中古マンション価格/JR川越線、JR東北本線 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/wayside_station/1400