中古マンション成約件数が5期ぶりに前年同期割れ
東日本不動産流通機構(東日本レインズ)は10月18日、2024年7~9月期の「月例マーケットウォッチ」を発表した。
これによると、7~9月期の首都圏における中古マンション成約件数は前年同期比2.9%減の8,539件となり、5期ぶりに前年同期を下回った。
一方で、成約平米単価は前年同期比5.6%上昇し、76万7,400円となった。2020年7~9月期以降、17期連続で前年同期を上回っている。
成約価格も前年同期比5.5%上昇の4,875万円となり、2012年10~12月期から48期連続で前年同期を上回った。
地域別の平米単価は全エリアで上昇傾向
地域別の成約平米単価をみると、全ての地域で上昇傾向が続いている。
東京都区部は前年同期比9.7%上昇し、117万3,700円。2013年1~3月期以降、47期連続で上昇している。多摩は前年同期比5.8%上昇の55万3,300円となり、2019年10~12月期以降、20期連続の上昇となった。
横浜・川崎市は前年同期比2.3%上昇し、63万2,700円。2020年7~9月期以降、17期連続で上昇している。神奈川県他も前年同期比4.4%上昇の43万4,300円となり、15期連続で前年同期を上回っている。
埼玉県は前年同期比3.1%上昇の44万2,800円。千葉県も前年同期比4.6%上昇し、40万8,800円に達した。いずれも2020年7~9月期以降、17期連続で上昇している。
(画像はプレスリリースより)
季報 MarketWatch サマリーレポート(2024年7~9月期)-公益財団法人東日本不動産流通機構
http://www.reins.or.jp/pdf/trend/sf/sf_202407-09.pdf