エリア別で算出した平均価格の推移を考察
株式会社東京カンテイは、2024年12月9日、プレスリリース『主要都市圏・主要都市別/新築木造一戸建て住宅平均価格 月別推移』の同年11月版を発表した。
このリリースは、「敷地面積が100~300平米」「最寄り駅から徒歩30分以内」といった条件を満たす新築木造物件の価格を全国で集計し、エリア別に算出した平均価格の推移を考察するというもの。同社はこのリリースを毎月発表している。
東京都、23区の供給比率拡大で連続上昇
今回の発表によると、2024年11月の首都圏における新築一戸建て住宅の平均価格は、前月比プラス0.5%の4562万円となった。同圏では、23区の供給比率拡大によって東京都が連続上昇を果たし、神奈川県も反転上昇を達成。千葉県と埼玉県が下落に転じたものの、圏全体としては前月に続き上昇を維持している。
近畿圏の平均価格は前月比プラス4.9%の3699万円となった。主要府県も、大阪府がプラス4.8%、兵庫県もプラス3.0%、京都府はプラス9.5%といずれも大幅な反転上昇をマーク。圏全体としても3ヵ月ぶりの上昇を果たし、前年同月比もプラスに転じている。
中部圏、反転上昇を達成
中部圏における新築一戸建て住宅の平均価格は、前月比プラス2.7%の3429万円となり、反転上昇を達成。愛知県も、プラス1.3%の3534万円で4ヵ月ぶりの上昇を示した。
宮城県は前月比プラス2.8%の3714万円となり、2014年4月以来の最高価格を2ヵ月連続で更新。福岡県はプラス2.6%の3666万円をマークし、3ヵ月ぶりに上昇している。
(画像はプレスリリースより)
主要都市圏・主要都市別/新築木造一戸建て住宅平均価格 月別推移 11月 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/kodatesintiku202411.pdf