中古木造物件の価格を全国で集計
株式会社東京カンテイは、2024年12月9日、同年11月の中古一戸建て平均価格を発表した。
ここでの「価格」は、「敷地面積が100~300平米」「最寄り駅から徒歩30分以内」といった条件を満たす中古木造物件の価格を全国で集計した上で、主要都市圏・主要都市ごとの平均価格として算出されたもの。同社はこの「価格」を毎月発表している。
東京都と埼玉県が連続下落した首都圏
今回の発表によると、2024年11月の首都圏における中古一戸建て住宅価格は、前月比プラス0.5%の4036万円となった。同圏では、東京都と埼玉県が連続下落を示したが、神奈川県は上昇を果たし、千葉県はプラス3.1%もの上昇をマーク。価格水準が高い東京都の供給比率拡大もあり、圏全体としては上昇に転じている。
近畿圏の平均価格は、前月比プラス0.3%の2878万円となった。同圏では、大阪府がプラス6.1%、京都府がプラス6.0%という大幅な上昇を達成。連続上昇していた兵庫県がマイナス8.5%で下落に転じたものの、圏全体としてはわずかながらも上昇している。
福岡県、前年同月比がプラス14.3%
中部圏における中古一戸建て住宅価格は、前月比マイナス3.2%の2578万円となった。主要県である愛知県もマイナス4.0%の3042万円で下落。しかし前年同月比については、圏全体も愛知県もプラスを示している。
宮城県は、前月比マイナス7.0%の2630万円で4ヵ月ぶりに下落。福岡県は、マイナス0.4%の2681万円で下落に転じたが、前年同月比はプラス14.3%と高水準を示している。
(画像はプレスリリースより)
主要都市圏・主要都市別/中古木造一戸建て住宅平均価格 月別推移 11月 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/kodatecyuko202411.pdf