売り希望価格から平均坪単価を算出
株式会社東京カンテイは、2024年11月26日、東武伊勢崎線・新田駅~伊勢崎駅間の駅別中古マンション価格を発表した。
ここでの「価格」は、同社のデータベースに登録された中古マンション(ファミリータイプ)の売り希望価格を元データとして、同区間における駅エリアごとの平均坪単価として算出されたもの。現状価格の集計は、2024年7月から9月までの3ヵ月間に行われている。
新田駅/蒲生駅/武里駅は下落幅が拡大
今回の発表によると、東武伊勢崎線の新田駅~伊勢崎駅間において中古マンション価格が最高値となったのは、143万円の新越谷駅だった。同駅エリアは前年は下落したが、今期は横ばいで価格を維持。下落が目立つ新田駅~東武動物公園駅間において、数少ない例外となっている。
今期の新田駅~伊勢崎駅間は前期に続き過半数の駅エリアが下落しており、中でも新田駅/蒲生駅/武里駅は下落幅が拡大した。これらの下落について同社は、事例の築古化が要因と考察。最も事例数の多い春日部駅でさえ、築古事例の増加によって今期は下落へ転じたことを指摘している。
久喜駅~伊勢崎駅間は上昇した駅が多い
その一方で、久喜駅から終着駅の伊勢崎駅にかけては価格が上昇した駅が多い。中でも、築年数が伸びたのに上昇を果たした久喜駅と伊勢崎駅や、上昇幅こそ縮んだものの7%台の上昇をマークした太田駅に、同社は注目している。
なお東武伊勢崎線全線(浅草駅~伊勢崎駅)における中古マンションの平均坪単価は、154万円となった。1年前に比べて、価格で10万円、比率で6.4%下落している。
(画像はプレスリリースより)
駅別中古マンション価格/東武伊勢崎線2 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/wayside_station/1408