オリックス銀行とPIFにかかる当座貸越契約を締結
東京都の世田谷区、目黒区、渋谷区の3区エリアを中心に、主として新築一棟RCマンションによる不動産投資支援事業を展開する株式会社フェイスネットワーク(以下、フェイスネットワーク)は11月29日、オリックス銀行株式会社(以下、オリックス銀行)と、「ポジティブ・インパクト・ファイナンス(PIF)」に関する当座貸越契約を締結したことを発表した。
ZEHマンションを積極的に供給し、持続可能な社会の実現を図っていくことを掲げる。発表によると、この契約により、フェイスネットワークは建築資金として10億円の融資限度額を確保することとなった。
「ポジティブ・インパクト・ファイナンス」とは、企業活動が環境や社会、経済に与える影響を包括的に分析・評価し、ポジティブな影響の増大とネガティブな影響の低減という、影響の改善支援を進める融資手法のこと。
金融機関が融資先となる企業の事業活動を分析し、達成すべき業績評価指標(KPI)の設定と、施策策定を支援するとともに、その達成状況を継続的にモニタリングする。
環境や社会への良好な影響を加味するかたちへ融資概念を拡張するものであり、脱炭素社会への移行やSDGsを具現化する社会や経済の確立に貢献するものとして期待され、近年注目を集めるものとなっている。
リスク・リターンだけでない概念で、より社会にとっても良い投資商品やサービスを
今回の契約締結にあたっては、フェイスネットワークのサステナビリティ重要課題を中心に設定したKPIから、中でもSDGsの目標に対し影響が大きく、社会ニーズにも合致する、ZEHマンションなど環境認証対応住宅物件の供給、環境負荷低減や多様な人材の活躍推進につながるKPIと、それら目標達成に向けた具体的施策が選定された。
目標達成状況は今後、継続的にモニタリングが実施されるものとなる。なお、このPIFとオリックス銀行によるPIF実施体制については、株式会社格付投資情報センター(R&I)から、国連環境計画金融イニシアティブのポジティブ・インパクト金融原則に適合しているとの第三者意見が出されている。
モニタリングの期間は5年を予定する。フェイスネットワークでは、今後も顧客にとってより良い不動産投資支援事業を展開、投資商品やサービスの創出に努めるとともに、事業を通じた環境負荷低減へ積極的に取り組み、持続可能な社会の実現にも寄与していきたいとした。
株式会社フェイスネットワーク プレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000246.000026725.html