不動産アセットマネジメント会社に聞いた私募ファンド調査
2023年3月6日、三菱UFJ信託銀行株式会社は独自に調査した「2022年度下期 私募ファンド調査」を発行した。
2023年1月末時点に行った調査では、不動産アセットマネジメント会社39社から回答を得ている。
エクイティ投資家は国内・海外ともにポジティブな回答が減少
エクイティ投資家の投資意欲については、国内投資家のポジティブな回答(「強い・やや強い」)の割合は前回67.8%が今回54.2%に、海外投資家は62.4%が47.6%へと低下しており、海外投資家は慎重な姿勢が強まっていると分析している。
今後1年間に起こる不動産投資マーケットの変化については、「利回りの低下」と「投資資金の流入」との回答は前回より大幅に減少。一方で「アセットタイプの選別・細分化」「ファイナンス条件の引き締め」「売却増加」「利回りの上昇」が増加している。
ESGへの取り組み方針をたずねた質問では、「既に取り組んでおり、今後も積極的に推進する」が65.8%、「今後継続して検討していく」が34.2%で、「採用する可能性はない」との回答はゼロだった。
ESGに配慮されたビルとそうではないビルの取得時利回りについてたずねた質問では、現時点での「違いがある」の割合は26.7%にとどまったが、3年後は66.7%、5年後は83.3%であった。
(画像はプレスリリースより)
三菱UFJ信託銀行株式会社のプレスリリース(PRTIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000060.000036656.html