2023年1月度「中古マンション価格天気図」、「晴」地域が減少

株式会社東京カンテイは、2023年2月28日、同年1月度の『中古マンション価格天気図』を発表した。

この「天気図」は、中古マンション（ファミリータイプ）の流通事例価格を全国で集計し、その価格変動を天気マークで表示したもの。価格の上昇傾向は「晴」、下落傾向は「雨」といった形で、表示は行われている。

2023年1月度の『中古マンション価格天気図』では、「晴」が26地域から22地域に減少した。「薄日」は6地域から11地域に、「小雨」は5地域から6地域に、それぞれ増加。「曇」は7地域から6地域に、「雨」は3地域から2地域に、共に減少している。

同月において、天候が改善した地域数は6地域のまま変化がなく、悪化した地域数は7地域から8地域に増加した。しかし同社は、中古マンション価格は全国的に上昇トレンドが継続しており、地方4大道県では宮城県以外の3道県が「晴」を示したことに注目している。

今回の『中古マンション価格天気図』発表では、「天気図」の元データとなった中古マンション70平米価格推移も明らかにされている。

このデータによると、2023年1月の中古マンション価格について首都圏平均は0.5％上昇、近畿圏平均は横ばい、中部圏平均は 0.2％上昇を示した。同社は、九州地方が明確な好転を示した一方で東北と北陸地方が依然として弱含み、四国地方も下落傾向となったことを指摘している。

（画像はプレスリリースより）




2023年1月度 中古マンション価格天気図 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/WR202301.pdf