駅エリアごとの平均坪単価として「価格」を算出
株式会社東京カンテイは、2023年2月28日、JR総武線・三鷹駅~信濃町駅間の駅別中古マンション価格を発表した。
ここでの「価格」は、同社のデータベースに登録された中古マンション(ファミリータイプ)の売り希望価格をもとに、同区間における駅エリアごとの平均坪単価として算出されたもの。現状価格の集計は、2022年10月から12月までの3ヵ月間に実施されている。
築浅/大型物件の増加が影響した千駄ヶ谷駅
今回の発表によると、JR総武線の三鷹駅~信濃町駅間において中古マンション価格が最高値を示したのは、436万円の千駄ヶ谷駅だった。同駅エリアは、下落した前年から一転して20.8%という大幅上昇を達成。この上昇について同社は、築浅/大型物件の事例増加が影響したためと考察している。
今期の同区間では、中野駅が前年に続く形で2桁の上昇をマークした。他にも、東中野駅が4.7%上昇して価格が300万円台の大台に乗り、荻窪駅/阿佐ヶ谷駅も共に3%台の上昇を達成。また吉祥寺駅も、平均築年数が1年ほどかさんだものの住宅地としての人気から、平均坪単価が2.1%上昇している。
三鷹駅、築古物件が増加したため1.9%下落
同区間では、西荻窪駅/新宿駅/大久保駅などで価格が下落した。三鷹駅は、エリア内で築古物件が増加したことが影響し、1.9%の下落を示している。
なおJR総武線全線(三鷹駅~千葉駅)における中古マンションの平均坪単価は、252万円となった。前年と比較すると、比率で5.4%、価格で13万円上昇している。
(画像はプレスリリースより)
駅別中古マンション価格/JR総武線1 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/wayside_station/1151