駅エリアごとの平均坪単価として「価格」を算出
株式会社東京カンテイは、2023年3月7日、JR総武線・四ツ谷駅~小岩駅間の駅別中古マンション価格を発表した。
ここでの「価格」は、同社のデータベースに登録された中古マンション(ファミリータイプ)の売り希望価格をもとに、同区間における駅エリアごとの平均坪単価として算出されたもの。現状価格の集計は、2022年10月から12月までの3ヵ月間に実施されている。
上昇を果たした平井駅と小岩駅
今回の発表によると、JR総武線の四ツ谷駅~小岩駅間において中古マンション価格が最高値となったのは、527万円の飯田橋駅だった。同駅エリアは、前年も421万円から473万円へと大幅上昇を達成したが、今期もその勢いを維持。2桁上昇により、価格が500万円台に乗る結果を示している。
上昇を果たした駅エリアとして同社は、平井駅と小岩駅に注目。ファミリー向け物件が中心である平井駅は、今期は8.0%の上昇により216万円をマークした。駅の南北でタワーマンションなどの再開発計画が進む小岩駅は、5.8%上昇して201万円に達している。
事例数が最多となったのは、583件の亀戸駅
今期の同区間で事例数が最多となったのは、583件の亀戸駅だった。前年より事例数が増加した同駅エリアは、平均築年数こそかさんだが坪単価は2.9%上昇している。一方、四ツ谷駅は築古物件が増えた影響で価格が17.3%下落した。
なおJR総武線全線(三鷹駅~千葉駅)における中古マンションの平均坪単価は、252万円となった。前年と比較して、比率で5.4%、価格で13万円上昇している。
(画像はプレスリリースより)
駅別中古マンション価格/JR総武線2 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/wayside_station/1153