アットホームが主要都市の定期借家物件の家賃を調査
アットホームは5月23日、「『定期借家物件』の募集家賃動向(2022年度)」を発表した。
同社の不動産情報ネットワークに登録・公開された居住用賃貸物件の募集家賃動向について調査したもの。
なお、この調査では30平米以下を「シングル向き」、30~50平米以下を「カップル向き」、50~70平米以下を「ファミリー向き」、70平米超を「大型ファミリー向き」と分類している。
首都圏の定期借家マンションの動向
首都圏(東京23区、東京都下、神奈川県、埼玉県、千葉県)の定期借家マンションの平均募集家賃は、大体において上昇傾向となった。
面積帯別では、シングル向きの上昇率が全体的に低めで、神奈川県と千葉県は下落している。
その一方で、ファミリー向きは全5エリアで上昇した。中でも埼玉県では12.2%と、2桁台の上昇率を示した。
また普通借家との比較では、シングル向きでは東京23区以外では、定期借家の家賃が普通借家より低くなっている。これに対して、ファミリー向き・大型ファミリー向きでは全エリアで定期借家の家賃の方が高い。
また、賃貸マンション全体に占める定期借家物件の割合は、各エリアとも6.0%以下と、前年度とほとんど変化がみられなかった。東京23区では定期借家物件の占める割合が前年度に続いて増加傾向にあるが、埼玉県では2019年度以降減少が続いている。
面積帯別では、依然として広い物件ほど定期借家物件の割合が高い傾向が続き、東京23区の大型ファミリー向きは27.8%と2年連続で増加した。
(画像はプレスリリースより)
※アットホーム調べ
アットホーム株式会社のプレスリリース
https://athome-inc.jp/