2023年4月の中古マンション70平米価格、首都圏は弱含み傾向が続く

株式会社東京カンテイは、2023年5月24日、プレスリリース『三大都市圏・主要都市別／中古マンション70平米価格月別推移』の同年4月版を発表した。

このリリースは、同社のデータベースに登録された中古マンションの売り希望価格を行政区単位に集計・算出し、70平米価格に換算した上でその推移を考察するというもの。同社はこのリリースを、毎月発表している。

今回の発表によると、2023年4月の首都圏における中古マンションの70平米価格は、4853万円となった。前月比ではマイナス0.1％となり、弱含み傾向が続く結果を示している。

都県別で見ると、東京都は前月比プラス0.4％の6477万円となり、小幅とはいえ3ヵ月連続上昇を達成。千葉県はプラス0.4％の2780万円となったが、同年2月の水準には届いていない。神奈川県は横ばいの3661万円、埼玉県はマイナス1.4％の3007万円となり、前年同月比の上昇率も共に5％台まで縮小している。

2023年4月の近畿圏における中古マンションの70平米価格は、前月比プラス0.4％の2907万円となった。同圏では、大阪府がプラス0.1％の3106万円を示し、京都府も強含み傾向をマーク。これらの影響から圏全体としては上昇を果たしたが、同年2月の水準には届いていない。

中部圏は、前月比マイナス1.5％の2297万円となった。愛知県もマイナス1.1％の2441万円で下落をマーク。しかし、前年同月比の上昇率については共に6％台を維持している。

（画像はプレスリリースより）




三大都市圏・主要都市別／中古マンション70平米価格月別推移 4月 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/c202304.pdf