駅エリアごとの平均坪単価として「価格」を算出
株式会社東京カンテイは、2023年10月17日、東京メトロ有楽町線・辰巳駅~江戸川橋駅間の駅別中古マンション価格を発表した。
ここでの「価格」は、同社のデータベースに登録された中古マンション(ファミリータイプ)の売り希望価格をもとに、同区間における駅エリアごとの平均坪単価として算出されたもの。現状価格の集計は、2023年2月から4月までの3ヵ月間に実施されている。
最高値をマークしたのは、804万円の永田町駅
今回の発表によると、東京メトロ有楽町線の辰巳駅~江戸川橋駅間において中古マンション価格が最高値をマークしたのは、804万円の永田町駅だった。同駅エリアは、前期の745万円から大幅な伸びを示すと共に、同区間におけるトップの座も維持している。
今期の同区間では、豊洲駅が前期比21.5%の大幅上昇を果たし、価格が447万円に達した。同駅エリアは事例数が710件と同区間最多であり、平均築年数も13.5年で前期よりわずかながら若返っている。市ヶ谷駅もまた上昇率が拡大し、今期は11.8%の2桁上昇を達成。価格も511万円をマークした。
全体として上昇傾向は維持
今期の同区間について同社は、2桁上昇を果たした駅は前期より減ったが、全体として上昇傾向は維持していると考察。その例として、共に前期比での上昇率は縮小したものの9.1%/5.4%と上昇を続けた飯田橋駅と江戸川橋駅を挙げている。
なお東京メトロ有楽町線全線(辰巳駅~和光市駅)の平均坪単価は、374万円となった。前期と比較して、価格で22万円、比率で6.4%上昇している。
(画像はプレスリリースより)
駅別中古マンション価格/東京メトロ有楽町線1 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/wayside_station/1243