近畿圏不動産流通機構による市場動向レポート
2023年10月19日、「近畿レインズ」を運営する公益社団法人近畿圏不動産流通機構は、「市況トレンド 2023年7~9月期の近畿圏市場」を公表した。
2023年第3四半期の近畿圏(大阪府・兵庫県・京都府・滋賀県・奈良県・和歌山県)における、中古住宅の流通市場に関するレポートだ。
中古マンション成約価格は13期連続で上昇
中古マンションの成約件数は3863件と2期連続で減少となったものの、成約価格は前年同期比8.4%増の2,880万円で13期連続の上昇となった。売り出し(新規登録)価格は前年同期比1.1%増の2,769万円で、4~6月期と同数の12地域中9地域が前年比で上昇だった。
最も価格水準が高いのは32期連続で前年同期を上回った大阪市で、依然として上昇傾向が続いている。
一方、中古戸建住宅の成約件数は前年同期比9.6%増の2,660件で3期連続の増加、増加エリアは前期比で6地域増え、12地域中11地域だった。売り出し(新規登録)件数は前年同期比26.0%増の10,734件であった。
中古戸建住宅の成約価格は前年同期比1.7%増の2,279万円で12期連続の上昇、売り出し(新規登録)価格は前年同期比1.2%増の2,706万円だった。
成約価格は12地域中5地域が前年比で上昇したが、大阪府南部など下落する地域があり、前期比で2地域減となった。
(画像はプレスリリースより)
公益社団法人近畿圏不動産流通機構のプレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000018.000054544.html