駅エリアごとの平均坪単価として「価格」を算出
株式会社東京カンテイは、2023年10月31日、東京メトロ副都心線の駅別中古マンション価格を発表した。
ここでの「価格」は、同社のデータベースに登録された中古マンション(ファミリータイプ)の売り希望価格をもとに、同路線における駅エリアごとの平均坪単価として算出されたもの。現状価格の集計は、2023年2月から4月までの3ヵ月間に実施されている。
渋谷駅以上の上昇をマークした明治神宮前駅
今回の発表によると、東京メトロ副都心線(和光市駅~渋谷駅)において中古マンションの平均坪単価が最高値となったのは、524万円の渋谷駅だった。同駅エリアは、前年の480万円から大きな価格上昇を達成。同路線における価格トップの座も維持している。
渋谷駅以上の上昇をマークしたのが、明治神宮前駅だ。同駅エリアは、前年の438万円から513万円へと急激に上昇。しかし同社はこの上昇について、事例数の少なさを要因として指摘している。一方、事例数が増加した西早稲田駅と東新宿駅は、共に2桁上昇で価格が300万円台に乗った。
堅実な上昇を果たした和光市駅
堅実な上昇をマークした駅エリアとして同社は、和光市駅に注目。同駅エリアは、2桁上昇を果たした前期と比べて上昇幅こそ縮小したものの、今期も3%の上昇により価格が174万円に達した。事例数も前年より100件増加し、ファミリー向けの物件が多くなっている。
なお、東京メトロ副都心線全線における中古マンションの平均坪単価は、329万円となった。前年と比べて、価格で5万円、比率で1.5%上昇している。
(画像はプレスリリースより)
駅別中古マンション価格/東京メトロ副都心線 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/wayside_station/1249