駅エリアごとの平均坪単価として算出
株式会社東京カンテイは、2024年2月6日、相鉄いずみ野線の駅別中古マンション価格を発表した。
ここでの「価格」は、同社のデータベースに登録された中古マンション(ファミリータイプ)の売り希望価格をもとに、同路線における駅エリアごとの平均坪単価として算出されたもの。現状価格の集計は、2023年8月から10月までの3ヵ月間に実施されている。
順調な価格上昇を続ける緑園都市駅
今回の発表によると、相鉄いずみ野線(二俣川駅~湘南台駅)において中古マンションの平均坪単価が最高値となったのは、165万円の緑園都市駅だった。同駅エリアは前々年から順調な価格上昇を続けており、今期はそれまでトップであった湘南台駅を抜いて首位の座を獲得するに至っている。
その湘南台駅は、築古物件の事例増によって前期の180万円から160万円へ下落し、下落幅は2桁に達した。一方で南万騎が原駅は今期、2桁の反転上昇を達成。前期から続く事例数増加によって築浅化が進み、114万円から145万円の大幅上昇を果たしている。
二俣川駅の上昇傾向、一段落
上昇傾向が一段落したエリアとして同社は、二俣川駅に注目。同駅エリアは、前期に8.7%の上昇により価格が123万円に達したが、今期は123万円に下落。同社は同駅エリアについて、事例が同路線中で最多であると共に増加が続いており、築古物件も多いことを指摘している。
なお同路線全域における中古マンションの平均坪単価は、138万円となった。前期と比較すると、3万円の下落となっている。
(画像はプレスリリースより)
駅別中古マンション価格/相鉄いずみ野線 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/wayside_station/1288