価格をエリア別に集計し、その平均価格として算出
株式会社東京カンテイは、2024年4月9日、同年3月の中古木造一戸建て住宅平均価格を発表した。
ここでの「価格」は、「敷地面積が100~300平米」「最寄り駅から徒歩30分以内」といった条件を満たす中古木造物件の価格をエリア別に集計し、その平均価格として算出されたもの。同社はこの「価格」を、その推移の考察と共に毎月発表している。
東京都、マイナス11.3%。首都圏は全都県が下落
今回の発表によると、2024年3月の首都圏における中古一戸建て住宅の平均価格は、前月比マイナス10.6%の3618万円となった。同月の首都圏では、東京都のマイナス11.3%を筆頭に全都県で価格が大幅に下落。圏全体としても、前月までの2ヵ月連続上昇から大きく下落へ転じている。
近畿圏の平均価格は、前月比マイナス2.3%の2749万円をマーク。同月の近畿圏では、大阪府がプラス0.2%、京都府もプラス1.3%で共に反転上昇を果たしたが、兵庫県がマイナス9.5%で下落へ転じた。兵庫県のこの動きが影響し、圏全体としても連続で下落を示す結果となっている。
中部圏、築古化の影響で下落へ
2024年3月の中部圏における中古一戸建て住宅の平均価格は、前月比マイナス9.7%の2424万円となった。愛知県も、マイナス8.8%の2919万円をマーク。共に、築古化が影響して下落へ転じている。
宮城県は、築年数が若返りを果たしたことが影響し、前月比プラス4.4%の2628万円で連続上昇を達成。福岡県は、マイナス4.1%の2326万円で下落に転じた。
(画像はプレスリリースより)
主要都市圏・主要都市別/中古木造一戸建て住宅平均価格 月別推移 3月 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/kodatecyuko202403.pdf