2021年11月の新築木造一戸建て住宅平均価格、日本各地で上昇不動産投資ニュース.com

2021年11月の新築木造一戸建て住宅平均価格、日本各地で上昇

　2021年12月11日 15:00

条件を満たす新築木造物件の価格を集計

株式会社東京カンテイは、2021年12月9日、プレスリリース『主要都市圏・主要都市別／新築木造一戸建て住宅平均価格月別推移』の同年11月版を発表した。

このリリースは、「敷地面積が100～300平米」「最寄り駅からの所要時間が徒歩30分以内」といった条件を満たす新築木造物件の価格を集計し、エリア別に平均価格の算出および考察を行うというもの。同社は、このリリースを毎月発表している。

首都圏、埼玉県以外の全てが上昇

今回の発表によると、2021年11月の首都圏における新築一戸建て住宅の平均価格は、4016万円となった。2019年6月から29ヵ月ぶりに4000万円を超えると共に、2ヵ月連続の上昇も達成している。

都県別に見た場合、東京都は前月比プラス4.6％の5005万円となり、2ヵ月連続の上昇をマーク。神奈川県もプラス2.1％の4296万円で、千葉県もやはりプラス4.0％の3476万円で、共に2ヵ月連続の上昇を果たした。一方、埼玉県はマイナス0.2％の3481万円となり、下落へ転じている。

同社は、首都圏の動きについて同社は、埼玉県以外の全てが上昇し、特に東京都下エリアの上昇が大きい点に注目。同時に、東京23区は逆に下落を示した点も指摘している。

近畿圏／中部圏／福岡県、いずれも上昇

2021年11月の近畿圏における新築一戸建て住宅の平均価格は、前月比プラス1.0％となる3301万円をマークした。府県別に見ると、大阪府と京都府が下落へ転じたものの、兵庫県がプラス3.9％の上昇を果たし、圏全体の価格も牽引している。

中部圏は、前月比プラス2.7％の3241万円となり、2ヵ月連続の上昇を果たした。愛知県もまた、プラス2.7％の3448万円で上昇へ転じている。

福岡県は、前月比2.1％の3322万円で5ヵ月連続の上昇を達成。前年同月比も、プラス5.9％に達している。

（画像はプレスリリースより）