上昇傾向を「晴」、下落傾向を「雨」で表示
株式会社東京カンテイは、2021年11月30日、プレスリリース『中古マンション価格天気図』の同年10月版を発表した。
このプレスリリースは、中古マンション(ファミリータイプ)の70平米換算価格を全国で集計し、その変動を天気マークで表示したもの。価格の上昇傾向を「晴」、下落傾向を「雨」といった形で、表示は行われている。
「天候」改善地域数、3地域から7地域に増加
今回発表された『中古マンション価格天気図』によると、2021年10月において「晴」は25地域から26地域に増加した。また「曇」も、6地域から9地域に増加。「薄日」は8地域から6地域に、「小雨」は6地域から5地域に、そして「雨」は2地域から1地域に、それぞれ減少している。
同月において「天候」が改善した地域数は、3地域から7地域に増加した。一方、悪化は7地域から4地域に減少し、横ばいもまた37地域から36地域に減少。47都道府県のうちで前月比価格が下落した地域数も、20から地域から15地域に減少している。
三大都市圏が好調維持、地方都市は反転上昇
今回発表されたプレスリリースでは、「天気図」の元データとなる70平米換算価格についても推移が考察されている。
2021年10月度の中古マンション価格について同社は、三大都市圏の好調維持と地方都市の反転上昇に注目。同時に、地方都市では都市中心部への事例集中が進み、価格の平均値がプラスであっても上昇傾向とは限らない点を指摘している。
(画像はプレスリリースより)
2021年10月版 中古マンション価格天気図 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/WR202110.pdf