中古マンションの売り希望価格をもとに算出
株式会社東京カンテイは、2021年12月7日、東京メトロ日比谷線・人形町駅~北千住駅間の駅別中古マンション価格を発表した。
ここでの「価格」は、同社のデータベースに登録された中古マンション(ファミリータイプ)の売り希望価格をもとに、同区間における駅エリアごとの平均坪単価として算出されたもの。現状価格の集計は、2021年4月から6月までの3ヵ月間に実施されている。
最高値をマークしたのは、383万円の秋葉原駅
今回の発表によると、東京メトロ日比谷線の人形町駅~北千住駅間において中古マンション価格が最高値をマークしたのは、383万円の秋葉原駅だった。同駅エリアは、前々年は379万円、前年は380万円をマークしており、堅調とも言える推移を示している。
今期の同区間において同社は、前期比20.3%もの上昇を果たした人形町駅に注目。都営浅草線も乗り入れる同駅エリアでは取引事例の築浅化が進行し、今期の平均坪単価は361万円に達した。また、上野駅は10.5%の上昇により326万円を、北千住駅は12.0%上昇して214万円を、それぞれマークしている。
日比谷線全線の平均坪単価は、383万円
同区間では今期、小伝馬町駅もまた2桁の上昇を達成し、平均坪単価は377万円に達した。しかし同社は、同駅エリアの取引事例が37件と少ない点を指摘。今期の結果は、個別事例の影響によるものと考察している。
なお東京メトロ日比谷線全線(中目黒駅~北千住駅)における中古マンションの平均坪単価は、383万円となった。前年と比較して、価格で25万円、比率で6.9%の上昇を果たしている。
(画像はプレスリリースより)
駅別中古マンション価格/東京メトロ日比谷線2 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/wayside_station/966