資産運用や資産承継ニーズに対応
いちご株式会社は7日、同社のグループ会社であるいちごオーナーズ株式会社(以下、いちごオーナーズ)が不動産特定共同事業スキームを活用した新事業「いちごオーナーズビルシェア」に着手し、その第1号案件について運用を開始したと発表した。対象不動産は東京都目黒区の「PASEO目黒II」で、すでに任意組合への売却を完了している。
個人や各種事業主が簡単な手続きで投資できる「不動産小口化商品」に該当し、顧客の資産運用や資産承継などの多様化するニーズに応えるものとされる。
想定運用期間は12年
「いちごオーナーズビルシェア」では、参加する顧客が金銭を出資し、任意組合を組成、組合員となる。いちごグループは保有・運用する不動産を提供し、任意組合がこれを取得する。
その上で、いちごオーナーズが事業者として任意組合の業務執行組合員となり、対象不動産の賃貸管理など運用を担うほか、組合運営にも携わる。出資者として投資している組合員は、配当金額を出資持分に応じて受領していくこととなる。
12~15年の事業期間を想定しており、期間満了時には対象不動産を売却、組合員は売却代金から諸経費を差し引いた残金を、やはり出資持分に応じて受領し、事業終了になる。
第1号物件の「PASEO目黒II」は、地上4階、総戸数11戸の鉄骨造マンションで、想定運用期間は12年となっている。
いちご株式会社 プレスリリース
https://www.ichigo.gr.jp/