駅エリアごとの平均坪単価として算出
株式会社東京カンテイは、2021年11月30日、東京メトロ日比谷線・中目黒駅~茅場町駅間の駅別中古マンション価格を発表した。
ここでの「価格」は、同社のデータベースに登録された中古マンション(ファミリータイプ)の売り希望価格を元にして、同区間における駅エリアごとの平均坪単価として算出されたもの。現状価格の集計は、同年4月から6月までの3ヵ月間に実施されている。
大幅な上昇を達成した築地駅
今回の発表によると、東京メトロ日比谷線の中目黒駅~茅場町駅間において中古マンションの平均坪単価が最高値をマークしたのは、558万円の神谷町駅だった。同駅エリアは、前年にも515万円から541万円への大幅な上昇を果たしたが、今期も強い上昇傾向を維持している。
大幅な上昇を達成した駅として同社は、築地駅に注目。同駅エリアは今期、築浅物件の取引が増えたことによって15.1%の上昇を果たした。また、やや築浅化が進んだ恵比寿駅と広尾駅はそれぞれ12.4%と8.8%の上昇を達成。広尾駅は、前年からもやや縮小したものの平均専有面積が70平米台を維持している。
六本木駅は横ばい、六本木駅/銀座駅は下落
一方、中目黒駅は前年比がほぼ横ばいの推移を見せた。また、六本木駅は3.3%、銀座は1.8%の下落をマーク。今期の同区間において前年比下落を示したのは、この2駅のみとなっている。
なお、東京メトロ日比谷線全線(中目黒駅~北千住駅)における中古マンションの平均坪単価は、383万円となった。前年と比べて、価格で25万円、比率で6.9%の上昇を果たしている。
(画像はプレスリリースより)
駅別中古マンション価格/東京メトロ日比谷線1 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/wayside_station/964