住宅購入でローン利用者は全体の78.6%
三井住友信託銀行は6月9日、「住まいと資産形成に関する意識と実態調査(2022年)」の結果を発表した。同社が設置している「三井住友トラスト・資産のミライ研究所」が、20歳~69歳の男女1万人を対象に、独自調査を行ったレポートである。
これによると、自宅購入時に住宅ローンを「利用している(返済中)」割合は36.1%、「利用していた(返済完了)」が42.5%だった。合計で78.6%がローンを利用していることがわかる。
年代別の利用状況をみると、30歳代が特に多く、全体の84.0%を占める。
44%が頭金ゼロ~1割
頭金の比率は「頭金はゼロ」が24.3%、「頭金は1割」が19.7%。44%が「頭金ゼロ」もしくは「1割程度」で自宅を購入している。特に30歳代では「頭金ゼロ」と「頭金1割」を合わせると65.5%となっており、3分の2を占める。
また今回は、「単独ローン利用」と「ペアローン利用」の現状についても調査した。ペアローンとは、1つの物件に対して、複数の人が各自で住宅ローンを契約し、互いに連帯保証人になるローンのことである。
全年代を通してみると「単独ローン」が77%、「ペアローン」は9%で、「単独ローン」が圧倒的に多い。しかし年代別でみると、20歳代では「単独ローン」が72%、「ペアローン」が21%となっている。単独ローンが主流だが、「ペアローン」の利用比率が全年代の2倍以上を占めている点に注目したい。
(画像はプレスリリースより)
住まいと資産形成に関する意識と実態調査 −20代の2割がペアローンを選択−/三井住友トラスト・資産のミライ研究所
https://mirai.smtb.jp/category/report/三井住友信託銀行株式会社のプレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000042.000055547.html