大成建設、大成有楽不動産らと新会社を設立
大成建設株式会社(以下、大成建設)は3日、大成有楽不動産株式会社(以下、大成有楽不動産)などとの共同出資により、新たに大成不動産投資顧問株式会社(以下、大成AM社)を設立したことを発表した。資本金は1億円、2022年5月の設立となっている。なお、代表者となる代表取締役社長には、草場俊明氏が就任した。
大成AM社は今後、2023年度中の私募リート(非上場オープンエンド型不動産投資法人)の資産運用受託を目指し、必要な許認可取得の手続きを進めていく。
その上で、大成建設が有する不動産開発・設計・施工・運用ノウハウと、大成有楽不動産などが持つ幅広いノウハウを総合的に活用し、機関投資家の長期安定運用に資する新たな投資機会の創出と提供、投資主価値最大化を図っていくとした。
資産回転型ビジネスモデルを提唱
大成AM社は、私募リート「(仮称)大成建設プライベート投資法人」の組成・運用を目指すものとなる。
大成建設は、自社が得意とする市街地再開発や大型開発案件で取得した物件を中心に、この私募リートへの売却を進める。そして私募リートの成長をサポートするほか、早期に開発利益を確定させることで新たな開発事業への再投資を行い、自社の資金効率向上を図っていく方針だ。
こうして開発、運用、売却、再投資という「資産回転型ビジネスモデル」を構築し、不動産ポートフォリオの最適化と投資効率の追求を促進させるとしている。
大成建設株式会社 プレスリリース
https://www.taisei.co.jp/about_us/wn/2022/220603_8787.html