中古木造物件の価格を全国で集計
株式会社東京カンテイは、2022年8月9日、プレスリリース『主要都市圏・主要都市別/中古木造一戸建て住宅平均価格 月別推移』の同年7月版を発表した。
同リリースは、中古木造物件の価格を全国で集計した上で、エリアごとに平均値を算出してその推移を考察するというもの。集計は、「敷地面積100~300平米」「最寄り駅から徒歩30分以内」といった条件を満たす物件を対象として実施されている。
築古化が影響して下落した首都圏
今回の発表によると、2022年7月の首都圏における中古一戸建て住宅価格は、3609万円となった。前月比ではマイナス1.5%となり、2ヵ月連続で下落。この下落について同社は、前月同様に築古化が進んだことが影響したと考察している。
都県別に見ると、東京都は前月比プラス5.2%の6037万円で、埼玉県はプラス0.1%の2750万円と、共に2ヵ月連続上昇を達成。しかし、神奈川県はマイナス5.1%の3848万円と2ヵ月連続下落となり、千葉県はマイナス5.2%の2515万円と3ヵ月ぶりに下落へ転じている。
京都府、プラス26.5%で近畿圏の価格を牽引
2022年7月の近畿圏では、中古一戸建て住宅価格の平均価格が前月比プラス2.9%の2765万円となり、3ヵ月連続上昇を達成。同圏では、京都府がプラス26.5%の4105万円をマークし、圏全体の価格を牽引した。
中部圏は、マイナス3.9%の2336万円で下落へ転じている。愛知県もマイナス11.5%の2823万円となり、やはり下落へ転じた。
宮城県は、マイナス4.0%の2193万円となり、2ヵ月連続下落。福岡県は、マイナス17.3%の1865万円となり、大幅に下落へ転じている。
(画像はプレスリリースより)
主要都市圏・主要都市別/中古木造一戸建て住宅平均価格 月別推移 7月 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/kodatecyuko202207.pdf