物件の価格を集計し、エリアごとの平均値として算出
株式会社東京カンテイは、2022年8月9日、同年7月の新築一戸建て平均価格を発表した。
ここでの「価格」は、「敷地面積が100~300平米」「最寄り駅から徒歩30分以内」といった条件を満たす新築木造物件の価格を集計し、エリアごとの平均値として算出されたもの。同社はこの「価格」を、毎月発表している。
首都圏、前月比マイナス0.6%の4186万円
今回の発表によると、2022年7月の首都圏における新築一戸建て住宅の平均価格は、4186万円となった。前月比ではマイナス0.6%となり、下落へ転じている。
都県別に見ると、東京都はマイナス4.6%の4966万円で3ヵ月連続の下落を示し、神奈川県はマイナス3.0%の4592万円で5ヵ月ぶりに下落へ転じた。一方、千葉県はプラス3.6%の3589万円で3ヵ月ぶりに反転上昇を果たし、埼玉県は3668万円で横ばいとなっている。
近畿圏、3ヵ月ぶりに上昇へ転じる
2022年7月の近畿圏における新築一戸建て住宅の平均価格は、前月比プラス1.0%の3435万円となり、3ヵ月ぶりに上昇へ転じた。同圏では大阪府が3713万円で反転上昇を果たしており、圏全体の価格も牽引している。
中部圏では、プラス1.5%の3342万円をマークし、4ヵ月連続上昇を達成。愛知県も、プラス2.0%の3555万円で2ヵ月連続上昇を果たしている。
宮城県は、マイナス13.1%の2862万円で下落へ転じた。福岡県は、マイナス7.6%の3176万円となり、2ヵ月連続の下落を示している。
(画像はプレスリリースより)
主要都市圏・主要都市別/新築木造一戸建て住宅平均価格 月別推移 7月 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/kodatesintiku202207.pdf