中古マンションの売り希望価格をもとに算出
株式会社東京カンテイは、2022年7月26日、小田急小田原線・喜多見駅~相模大野駅間の駅別中古マンション価格を発表した。
ここでの「価格」は、同社のデータベースに登録された中古マンション(ファミリータイプ)の売り希望価格をもとに、同区間における駅エリアごとの平均坪単価として算出されたもの。現状価格の集計は、同年2月から4月までの3ヵ月間に実施されている。
生田駅以東で価格上昇が顕著
今回の発表によると、小田急小田原線の喜多見駅~相模大野駅間において中古マンションの平均坪単価が最高値を示したのは、195万円の狛江駅だった。同駅エリアは、事例数こそやや減少したものの、平均築年数は前年と同じ水準を維持。結果として、前年比6.6%の上昇を果たしている。
今期の同区間では全駅で中古マンション価格が上昇しており、特に生田駅以東では上昇が顕著となった。生田駅は前年比32.4%、プラスの135万円となり、同区間の中では最も高い率の上昇を達成。向ヶ丘遊園駅も25.4%プラスの168万円となり、登戸駅もまた2桁上昇により187万円をマークしている。
読売ランド前駅以西も上昇
同区間の読売ランド前駅以西も、1桁台ながらいずれも上昇を果たした。取引事例数が200件以上におよぶ町田駅と相模大野駅は、それぞれ8%台と5%台の上昇を示している。
なお小田急小田原線全線(新宿~小田原)における中古マンションの平均坪単価は、180万円となった。前年と比較して、価格で25万円、比率で16.3%上昇している。
(画像はプレスリリースより)
駅別中古マンション価格/小田急小田原線2 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/wayside_station/1061