データベースに登録された価格をもとに算出
株式会社東京カンテイは、2022年9月27日、京王線・調布駅~京王八王子駅間の駅別中古マンション価格を発表した。
ここでの「価格」は、同社のデータベースに登録された中古マンション(ファミリータイプ)の売り希望価格をもとに、同区間における駅エリアごとの平均坪単価として算出されたもの。現状価格の集計は、同年5月から7月までの3ヵ月間に実施されている。
20.6%もの大幅上昇を達成した府中駅
今回の発表によると、京王線の調布駅~京王八王子駅間において中古マンションの平均坪単価が最高値をマークしたのは、246万円の府中駅だった。同駅エリアは、前年の204万円と比較して20.6%もの大幅な上昇を達成。200万円台半ばの大台にも近付いている。
大幅な上昇を示した駅として同社は、高幡不動駅に注目。同駅エリアは、築浅物件の取引増加が影響して前年から28.3%もの上昇を果たした。一方、前年の35%上昇から一転して今期は11.8%マイナスとなった分倍河原駅については、取引事例数が少ないため個別事例の影響が出たと同社は分析している。
調布駅、取引事例数は200件以上も価格は下落
京王線の主要駅であり京王相模原線との分岐駅である調布駅は、取引事例数こそ200件を超えたものの、価格は223万円から220万円へとやや下落。京王八王子駅も、平均専有面積がこれまでの50平米台から70平米へ大幅に広がったが、価格は129万円から120万円へと下落した。
なお、京王線全線(新宿駅~京王八王子駅)における中古マンションの平均坪単価は、224万円となった。前年と比較して、価格で22万円、比率で11.3%上昇している。
(画像はプレスリリースより)
駅別中古マンション価格/京王線2 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/wayside_station/1084