駅エリアごとの平均坪単価として「価格」を算出
株式会社東京カンテイは、2022年11月15日、JR京浜東北線の駅別中古マンション価格を発表した。
ここでの「価格」は、同社のデータベースに登録された中古マンション(ファミリータイプ)の売り希望価格をもとに、同路線における駅エリアごとの平均坪単価として算出されたもの。現状価格の集計は、同年8月~10月までの3ヵ月間に実施されている。
ターミナル駅である大宮駅、15.0%上昇を達成
今回の発表によると、JR京浜東北線(大宮駅~田端駅)において中古マンション価格が最高値を示したのは、274万円の田端駅だった。同駅ならびに王子駅エリアは、前年と比べて上昇率が縮小。しかし上昇そのものは維持し、価格も200万円台に乗っている。
同路線においてターミナル駅である大宮駅は、今期15.0%の上昇を達成。さいたま新都心駅や与野駅も、共に10%台の上昇率をマークした。川口駅も2桁上昇を維持し、価格が200万円台に接近。北浦和駅は24.1%もの上昇を果たし、今期の同路線で最も高い上昇率を示している。
JR京浜東北線全線の平均坪単価は、204万円
一方、前年は131万円から166万円への大幅上昇を果たした南浦和駅は、今期は160万円に下落。この下落の要因として同社は、同駅エリアにて築古物件の流通が増えたため、平均築年数が4年ほどかさんだ点を指摘している。
なお、JR京浜東北線全線における中古マンションの平均坪単価は、204万円となった。前年と比較して、価格で20万円、比率で10.6%上昇している。
(画像はプレスリリースより)
駅別中古マンション価格/JR京浜東北線 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/wayside_station/1106