70平米平均価格を算出し、その推移を考察
株式会社東京カンテイは、2023年1月24日、プレスリリース『三大都市圏・主要都市別/中古マンション70平米価格月別推移』の2022年12月版を発表した。
このリリースは、同社のデータベースに登録された中古マンション(ファミリータイプのみ)の売り希望価格をエリアごとに集計・算出し、70平米に換算した上で平均価格の推移を考察するというもの。同社はこのリリースを、毎月発表している。
僅かながらも2ヵ月ぶりに強含んだ首都圏
今回の発表によると、2022年12月の首都圏における中古マンションの70平米平均価格は、4819万円となった。前月比ではプラス0.2%となり、僅かながらも2ヵ月ぶりに強含む結果を見せている。
都県別で見た場合、東京都は前月比0.1%の6408万円をマークし、2022年10月の水準をやや上回る上昇を果たした。埼玉県はプラス0.4%の3022万円で、千葉県はプラス1.8%の2780万円で、共に上昇傾向を維持。一方で神奈川県は、横浜市/川崎市といった主要エリアが弱含んだ影響を受ける形でマイナス0.5%の3640万円となり、7ヵ月ぶりに下落へ転じている。
近畿圏と中部圏、共に上昇
2022年12月の近畿圏における中古マンションの70平米平均価格は、前月比プラス0.7%にあたる2909万円だった。主要エリアである大阪府がプラス0.5%、兵庫県がプラス1.4%の上昇を果たした影響から、圏全体としても2ヵ月連続上昇を達成している。
中部圏は、前月比プラス0.8%の2300万円をマーク。愛知県もプラス1.0%の2439万円となり、共に上昇傾向の推移を示した。また前年同月比では、中部圏と愛知県は共に6%台の上昇を果たしている。
(画像はプレスリリースより)
三大都市圏・主要都市別/中古マンション70平米価格月別推移 12月 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/c202212.pdf