駅エリアごとに中古マンションの平均坪単価を算出
株式会社東京カンテイは、2023年2月21日、JR常磐線・北松戸駅~天王台駅間の駅別中古マンション価格を発表した。
ここでの「価格」は、同社のデータベースに登録された中古マンション(ファミリータイプ)の売り希望価格をもとに、同区間における駅エリアごとの平均坪単価として算出されたもの。現状価格の集計は、2022年10月から12月までの3ヵ月間に実施されている。
北松戸駅、築浅物件の増加で33.8%上昇
今回の発表によると、JR常磐線の北松戸駅~天王台駅間において中古マンション価格が最高値をマークしたのは、152万円の柏駅だった。同駅エリアは、2桁上昇を果たした前年に続き大幅上昇を果たし、その比率は22.6%にまで到達。事例数についても、278件で同区間最多となっている。
ファミリー向けの広めの物件が多い同区間では今期、全ての駅エリアが前期を上回る坪単価をマークした。中でも北松戸駅は、築浅物件の増加により前年のマイナスを覆し、33.8%もの大幅上昇を達成。我孫子駅も21.1%上昇し、100万円を超える価格を示している。
個別事例が影響した可能性がある天王台駅
JR常磐線の同区間では、天王台駅もまた前年のマイナスから上昇へ転じ、その上昇幅も極端に大きくなった。しかしこの動きについては、事例数が50件以下のため個別事例が影響した可能性を、同社は示唆している。
なお、JR常磐線・上野駅~天王台駅間における中古マンションの平均坪単価は、184万円だった。前年と比較して、比率で9.8%、価格で16万円上昇している。
(画像はプレスリリースより)
駅別中古マンション価格/JR常磐線2 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/wayside_station/1145