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2024年12月25日(水)
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住まい探し、家賃は1.1倍・築年数はプラス10年まで妥協可能

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住まい探し、家賃は1.1倍・築年数はプラス10年まで妥協可能

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アットホームが契約者の平均妥協ラインを調査
アットホーム株式会社(以下、アットホーム)は21日、「住まい探しの妥協ライン調査~賃貸編~」として、賃貸物件の成約に至ったユーザーを対象に、当初の希望からどの程度の条件や設備面での妥協を図っているか、実態を調べるアンケートを実施し、その結果を公表した。

調査期間は2022年11月1日~11月4日、過去2年以内(2020年10月以降)に物件を探し、賃貸で契約した18~50歳の全国男女400人を対象としている。インターネットによるアンケート調査形式で実施し、回答者の内訳は、学生のひとり暮らし、社会人のひとり暮らし、カップルの二人暮らし、3人以上の家族(ファミリー)の4属性、各100人だった。

まず、現在の住まいの管理費を含む家賃について、当初の予算上限と比較、実際の費用を当初予算で除し、妥協ラインを探ったところ、1.1倍となった。なお、妥協した人として有効回答になったのは114件だった。

また、初期費用について、同様に調査すると、有効回答数は89件で、予算の2.0倍まで妥協が可能になっていた。

築年数については、妥協した人にあたる有効回答数が122件で、平均築年数から当初の希望築年数上限を引いた値は、10.2年になった。希望より約10年古い物件でも、成約に至っていることとなる。

広さについては、妥協した有効回答数が70件で、妥協した人の平均平米数から当初の希望平米数下限を引いた値は、7.1平米だった。

さらに最寄り駅までの徒歩分数について調べると、妥協した有効回答数は114件で、その平均分数から当初希望の平均分数上限を引くと、9.3分となった。徒歩約9分の距離だけ遠くとも、妥協可能な意識が平均してみられている。

通勤・通学時間についても同様に調査した結果、有効回答数は81件、妥協した人の実際平均分数から当初希望の平均分数上限を引いた値で19.0分だった。

それぞれ妥協して問題なかった理由を尋ねたところ、築年数では「掃除を頑張ったら思ったより快適だったから」といったコメントなどが寄せられ、通勤・通学時間では「通勤中に読書などができるから」といった声が寄せられたという。

物件に一定の魅力があれば、工夫や捉え方次第でかなりの条件について妥協が可能となり、その後も問題なく過ごせていることがうかがわれる。

住まい探しの妥協ライン
「建物構造」は妥協者多め、妥協の後悔が少ないのは「入居時期」
住まいに関する条件の中で、どのような点について妥協したか全員に尋ねたところ、最も多かったのは「建物構造」で20.8%だった。

次いで多いのが「日当たり・風通しが良い」の20.5%、3位は「階数」の20.0%になっている。これらの条件は実に5人に1人以上が妥協していることとなる。

以下、4位は「セキュリティー」と「スーパーマーケットが近い」の19.8%、6位が「方角(南向きなど)」と「外観デザイン」の17.3%、8位に「内装のデザイン」の16.5%、9位「コンビニが近い」の11.5%、10位は「入居時期」の10.8%などと続いた。

妥協してどうだったか、その後の思いを「問題なかった」、「後悔している」、「そもそも必要なかった/重視していなかった」の中で選択してもらうと、トップの「建物構造」は「問題なかった」とする人が53.0%だった。一方「後悔している」人は36.1%で、今回の調査で上がった妥協項目の中では最も高い割合になっている。

「日当たり・風通しが良い」は、「問題なかった」とする人が64.6%で6割を超え、「後悔している」人は20.7%だった。「階数」は「問題なかった」とする人がさらに多く、76.3%にのぼる。「後悔している」人は13.8%にとどまった。

妥協しても「問題なかった」とする人がとくに多かったのは、「入居時期」の86.0%と、「マンションかアパートか」の86.5%で、「入居時期」は「後悔している」人が最も少なく、9.3%と1割を切った。

住まい探しの妥協ライン
妥協する設備は「オートロック」がトップ
住まいの設備について、妥協したものを尋ねたところ、最も妥協の対象になっていたのは「オートロック」で14.5%になった。次いで多いのが「2口以上コンロ」の13.8%、3位は「宅配ボックス」と「洗面所独立」の13.5%だった。

5位には「追焚き機能」と「都市ガス」が13.0%でランクイン、
7位に「インターネット無料」の11.8%、8位は「IHクッキングヒーター」の11.5%、9位「モニタ付インターホン」9.8%、10位に「防音設備」の9.5%となった。

妥協した設備1位の「オートロック」は、妥協しても「問題なかった」とする人が81.0%で高い割合となり、「後悔している」人は12.1%になった。セキュリティー面であると良い設備だが、自身でしっかり鍵をかけるなど注意すれば問題ないとも捉えられている。

2位の「2口以上コンロ」は、妥協して「問題なかった」とする人が76.4%、「後悔している」人が21.8%だった。上位項目では、やや「後悔している」人の割合が高い。

3位の「宅配ボックス」は、妥協しても「問題なかった」という人が77.8%、「後悔している」人は14.8%だった。

妥協しても「問題なかった」という回答の割合が高いのは「温水洗浄便座」で、90.0%にのぼる。反対に「問題なかった」との回答率が低く、妥協して「後悔している」人が多いのは、「防音設備」で、「問題なかった」とする人が36.8%であるのに対し、「後悔している」人は52.6%と半数を超えた。実際に生活し始めると、防音の問題は満足度や快適性に大きな影響を及ぼすとみられる。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

アットホーム株式会社 プレスリリース
https://athome-inc.jp/

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