中古マンションの売り希望価格をエリア別に集計
株式会社東京カンテイは、2023年2月21日、同年1月における中古マンション70平米価格を発表した。
ここでの「価格」は、同社のデータベースに登録された中古マンションの売り希望価格をエリア別に集計し、平均価格を70平米価格に換算した上でその推移を考察するというもの。同社はこの「価格」を、プレスリリースとして毎月発表している。
東京都、弱含んだものの動きは安定
今回の発表によると、2023年1月の首都圏における中古マンションの70平米価格は、4845万円となった。前月比ではプラス0.5%となり、小幅ながら上昇を維持する結果を示している。
都県別で見た場合、東京都は前月比マイナス0.2%の6395万円となった。神奈川県は、プラス0.4%の3653万円で上昇を達成。埼玉県はプラス1.3%の3062万円で、千葉県はプラス0.1%の2782万円で、上昇を果たしている。
首都圏の動きについて同社は、東京都が弱含んだものの動きは安定している一方、上昇した神奈川県が2022年11月の水準には達していない点に注目。また、埼玉県と千葉県が前年同月比10%以上の上昇率を示し続けている点にも着目している。
中部圏と愛知県、前年同月比はいずれもプラス6%以上
2023年1月の近畿圏における中古マンションの70平米価格は、前月と同じ2909万円となった。大阪府が3ヵ月ぶりに下落した一方、兵庫県は3ヵ月連続で1%以上の上昇を果たしており、圏全体としては横ばいを示している。
中部圏は、前月比プラス0.2%の2304万円をマーク。一方、愛知県はマイナス0.4%の2429万円で下落し、異なる動きを見せた。しかし前年同月比では、いずれもプラス6%以上と高い水準で推移している。
(画像はプレスリリースより)
三大都市圏・主要都市別/中古マンション70平米価格月別推移 1月 - 株式会社東京カンテイ
https://www.kantei.ne.jp/report/c202301.pdf